不動産登記の代理人になるときの注意点
新しい家を建てたり、なんらかの不動産を売買したときに必要なのが不動産登記です。
登記を申請する際には自分で申請する「本人申請」が基本ですが、代理人に登記申請を依頼する人が多いのが現状となっています。
不動産登記の代理人は文字通り資格がなくても誰でもなることができるので、知人や家族から代理人になることを頼まれたことがある人もいるのではないでしょうか。
知識のない一般の方が代理人をするケースは登記をする際に専門知識が必要なため非常にまれですが、無資格で知識のある人であれば代理人を受け持つこともあると思います。
この際に注意しなければならないことが、報酬を受け取らないということです。
司法書士や土地家屋調査士などにお金を払って登記申請の代理人を頼むことはできますが、この二つのうちどちらの資格も持たない人は報酬を受け取ることができないのです。
報酬を渡した側ではなく、依頼された資格を持たない代理人が法律違反をしていることになるので、不動産登記の代理人をする際は報酬をもらわないように気をつけましょう。